建設リサイクル法とは?


クレダス(国土交通省のクレダス入力システム)をダウンロード・記入する前に、前提知識としての建設リサイクル法について説明したいと思います。建設リサイクル法を簡単に説明すると、「一定規模の工事の特定資材において、分別解体と再資源化を義務付ける」という法律です。解体工事業者については登録を義務付けているので、不正なく適正な処理を図る事ができ、最終的に環境の保全につながるというわけなんですね。

建設リサイクル法という法律は、循環型社会形成の推進のための大きな法体系の一部です。環境基本法という大きな枠組みがあり、それを一段掘り下げた循環型社会形成推進基本法という法律があります。これらの法律に基づいて、グリーン購入法・廃棄物処理法・資源有効利用促進法という一般的な仕組みを確立させた法律があり、さらに個別の物品の特性に応じた規制として、建設リサイクル法があります。

建設リサイクル法は、最初に説明した通り、対象工事の受注者に分別解体や特定建設資材廃棄物の再資源化などを義務付ける法律ですが、建設リサイクル法と同列の法律として、容器包装リサイクル法・家電リサイクル法・食品リサイクル法・自動車リサイクル法という法律があります。法律は、まず大まかな事柄を決める法律(一般法)があり、その大まかな事柄を決める法律に従った、より細かい法律(特別法)によって成り立っています。

建設リサイクル法を学ぶ上で、大まかな法体系を知る事は、建設リサイクル法のより深い理解に繋がりますので、この機会に是非知っておきましょう。

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